ちりめんじゃこの命

仮想のアドレナリン

みんな、早く「アラウネン」のCMを見た方がいい

おはようございます。僕です。

 

皆さん、今話題の洗車用洗剤をご存知でしょうか。ご存知ないですか。そうですか。ホームセンターとかで見ません?見てない?ホームセンターに行きなさい。すぐに。

 

 

そんなホームセンターのカー用品弱者の皆さんに、素晴らしい商品とCMをご紹介します。

 

こちら、「アラウネン」です。

 

今までにない洗車体験を! - ALAUNEN(アラウネン)|ソフト99

 

 

こちらの商品めちゃくちゃ泡立ちがよく、イオントップバリュの洗剤より頼りになります。さらに別商品ですが、洗い用のクロスと拭きあげ用のクロスもあるんですが、セットで使うことでさらに効率的に洗車を行うことが可能です。

さらに、泡立ちがよすぎるがために一本で80台分の洗浄が可能なんです。すごくないですか?

 

なぜこんなに商品について詳しいのかわかりますか?そう、

 

 

 

このアラウネンのCMが最高なんです。

 

聞いた?聞きましたよね?わざわざリンク貼ってんだから。聞いてもらうためにリンク貼ってるんですから。聞いてからここから先は読み進めてくださいね。

 

企業で商品を、ラップで紹介する系のCMはなんか素人が無理してる感じの聞くに堪えないようなものが多かったのですが、このアラウネンのCMはちゃんと聞きやすいラップで非常に好感が持てます。

聞きやすい理由として発声は言うまでもなく、韻がタイトなのも理由の一つと言えます。文末で2~3文字で連打で踏むという、MCバトルだったら2バース目の中盤でやって盛り上がっていくという展開を作りやすい技法です。僕は正直めっちゃ好きです。

フロウもしっかり文字数に合わせた作りになっており、単調でなく緩急をつけて歌っている部分があるのが聞いてて飽きもきません。ゆっくり伸びるようなフロウが上手い人ってラップ上手いから。
詰め込みもところどころ入るんですが、なんとなくネットラップの風味を感じるのは僕だけでしょうか。ニコラップを感じるんですよね。そういうところもめっちゃ好きなんですけど。ていうかどっかで聞いたことある?かも?

さらに、企業のラップCMでありがちな「商品説明に終始していて、ラップというよりただリズムに合わせて説明をしているだけ」「そもそもラップとしての完成度が低い」という落とし穴を華麗にスルーし、しっかりラップという体裁を崩さない作詞・フロウの技量を使って商品説明も完璧にこなしているというところが個人的に素晴らしいと思いました。

企業CMのラップだけでなく、ラッパーはみんな苦しむところだと思うんですが、何かテーマに沿って作詞をするとき、韻やフロウに囚われて主体で言っていることが薄くなってしまったり、逆に濃くしようとした結果、韻もなくフロウも単調になってしまっていたり。そういうところで「どうバランスを取るべきか」みたいなところで苦悩するんですよね。
しかし、この「アラウネン」のCMはそこを見事にクリアし、商品機能や特徴を盛り込みつつ、そこを使ってライムしていき、しかもそれがタイトで韻の着地地点が多いため聞き心地が良く、さらに洗剤の泡を車体に伸ばしているときはゆったりと伸びるようなフロウ、ゴシゴシと洗っているときは早めのテンポで若干詰め込むようにフロウする、状況と映像とラップが合致した構成になっている。上手い。素晴らしい。

 

さて、「アラウネン」のCMの素晴らしさは理解してくれたと思いますが、メーカーさんに最後に一つお願いがあります。

 

 

 

SOFT99さん、CMで歌っている人の名前を出してください。音源聞きたいです。よろしくお願いします。マジで。頼む。

 


あとアラウネンのCMに関してツイートしてるのが僕だけなのなんなんだよ。話題にしろよ。もっとみんな話題に出せ。バカ。

 

 

 

 

著者:配達員

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